福島原発告訴団・九州メールニュース 2013年3月24日発行

福島原発告訴団 九州の告訴人・支援者のみなさまへ


桜咲く春、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

福島原発告訴団・九州、1か月半ぶりのメール配信です。原発過酷事故被災3年目に入りました。

先日の停電、燃料プール冷却停止は、私たちの暮らしと未来が首の皮一枚でつながっているような状況を改めて思い起こさせるものでした。

―事故収束・安定管理をいかに成功させ続けるか。

―次の巨大地震・津波に対して、第二の原発事故をいかに食い止めるか。

―原発事故を引き起こした社会のあり方、私たちの生き方を、どのように変えていくか。

―被災者・被害者がいかに生き延び、再生していくか。


今を生きる私たちの課題はあまりにも大きく、重いものですが、あらゆる人・集団の新しい協働の中で、乗り越えていきたいと願います。311後のこの国最大規模の原発事故当事者運動でもある、福島原発告訴団。この新しいつながりをさらに深く、広く、そして創造的に育てていきましょう。以下に、この1か月半の主な動きをご報告いたします。

■1.福島原発告訴団・九州報告集会のご報告


2月17日、福島原発告訴団・九州報告集会が無事終わりました。

参加いただいたみなさん、応援してくださったみなさん、ありがとうございました。

武藤類子さんのお話、九州各地からのリレートーク、詩の朗読...たくさんの心打つ言葉や気持ちが会場に溢れました。


集会の最後に、告訴人の一人、ゆうき君(8歳)が

「ぼくたちがげんぱつを止めます。いっしょにがんばってください!」と、その日までに集まっていた署名の束を、武藤類子さんにわたす大役を務めました。

類子さんは笑顔で受け取られました。

「九州から福島へ。想い、つなげる。私達の<再生>はここから−」という集会タイトルに込めた私達の想いが現実のチカラになったように感じられました。


この、世界的な事故、事件の、捜査がきちんと行われ起訴されることを、私たちは見続けます。

どうして、この事故は起きたのか。

どうして、被害が拡大するようなことが行われたのか。

どうして、情報が隠され、今なお命が一番に守られないのか。


「つながり続けていくことが、私達の力です」「つないだ手を離さないでください!」(類子さん)。

皆さんもつながってください。


*当日のプログラム

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・九州事務局から報告:大江登美子事務局長

・武藤類子団長のおはなし『告訴のご報告と、これから』

・映像と朗読 福島・若松丈太郎さんの詩<朗読:橋本希和さん、土井雅生さん>

・九州から福島へ。想いをつなげるリレートーク 

 福岡 :亀山のの子さん、中村隆市さん、西山正啓監督 

 佐賀 :石丸初美さん 

 熊本 :石田博文さん 

 長崎 :山川剛さん<出水薫さん代読> 

 鹿児島:向原祥隆さん 

 沖縄 :安次富浩さん<ケンコさん代読>

・署名と横断幕の贈呈<ゆうき君から武藤団長へ>

・閉会の言葉:宇野朗子

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*告訴団九州ホームページに、集会の中継録画、告訴声明スライドショー、告訴団PV『見続けています。厳正な捜査と起訴が行われることを。』などを掲載しています。ぜひご覧ください。

http://urx.nu/3DaC

■2.福島本部の行動のご報告


福島本部や東京では、厳正な捜査と起訴を求めて、行動が続けられています。

2月22日、「東京地検包囲行動」が行われ、「地検は起訴せよ!東電は自首しろ!」と訴え、全国から集まった署名40265筆を東京地検に提出、また東京電力本社に「自首」をすすめに行きました。

http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2013/02/blog-post_25.html

九州報告集会の際に武藤類子団長におわたしした黄色の横断幕も、九州からの想いを載せて、行動に加わりました。


3月19日には福島地検に署名第2次分66844筆を提出しました。約2か月の取り組みで、1次分とあわせて10万筆を超える署名となりました。

<以下、福島原発告訴団・副団長、佐藤和良さんのブログから転載→>

福島原発告訴団は、3月19日午前、福島地検に対し「福島原発事故に関し、厳正な捜査と起訴を求める署名」の第2次分66,844筆を提出しました。署名は、約2ヶ月の取り組みで第1次分40,265筆と合わせて、107,109筆となりました。

福島県民と全国の14,716人が告訴・告発人となり、原発事故の責任を問う福島原発告訴団は、18日夜の停電と冷却機能の一時喪失にみられる通り、福島原発事故がまったく収束しておらず、福島県民の苦しみは今も続いている現状をふまえ、日本中世界中が注目する「告訴」について、未だ強制捜査を行う気配を見せない検察に対し、被災者の怒りと苦しみを伝えるため行動を起こしたものです。

http://skazuyoshi.exblog.jp/19969028/

■3.お知らせ


福島では厳正な捜査と起訴を求めて、行動が連日続けられています。

・3月25日(月)〜3月29日(金)12:00〜13:00 福島地検前 連続アピール行動  

 福島地検前でランチタイムに「激励」行動を行います。

・4月27日(土) 福島原発告訴団総会と全国交流会 郡山労働福祉会館


ツイッター、フェイスブックなどネットでの情報拡散、新聞投書などマスメディアへの働きかけもお願いします!

あわせて、福島現地と連帯して、各地の街頭でのアピール行動が可能なところでは、よろしくお願いします!

「こんなことやりました!」「あんなことをやりたい!」ということがありましたら、ぜひお知らせください。
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■■福島原発告訴団・九州事務局■■ 

 佐賀市伊勢町2-14 

 TEL:090-7532-1336 FAX:0952-37-9213 

 e-mail:kokuso.kyushu@gmail.com 

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