福島原発告訴団第2回総会へのメッセージ

4月27日(土)に開催された福島原発告訴団第2回総会(郡山市労働福祉会館)に九州からメッセージを送りましたのでこちらに掲載します。

福島原発告訴団 第2回総会にご参集のみなさまへ

 福島原発事故の発生から2年あまり。いまだ収束しない事故現場、明らかになってくる健康被害や体調異変、生きもの達の異常...福島のみなさんの置かれた現状を思うと、心苦しくなります。

 しかしながら、この過酷事故の責任を負うべき人達がいまだに責任を問われず、相変わらず情報を隠蔽し、のうのうと現場管理をしていることに、怒りを禁じえません。
 そうした中、勇気を持って立ち上がり、正義のための行動を続けるみなさまに、九州より心からのエールを送ります。気持ちだけは、総会に参加させてください。
 私達はこれからも、「地検は強制捜査せよ」「東電を起訴せよ」の声を一緒にあげていきます。福島原発事故の責任をただすために、ともに行動をつづけていきます。

 九州では、長年にわたって原発の危険性に警鐘を鳴らしてきた方、原爆、水俣病、米軍基地など国家や企業による人権蹂躙と対峙されてきた方、3.11後に「命を守るため、子どもを守るため」と必死に立ち上がった方、そして、原発事故により故郷を離れなければならなかった方達、あわせて800人以上の老若男女が各地から告訴人として加わりました。
 2月17日に開催した告訴団・九州報告集会では、各地から集まった発言者、参加者一人ひとりの言葉が響きあい、想いが1つとなって、私達の「つながり」のチカラをあらためて感じることができました。
 誰かの責任を問いただすことは、自分自身の責任を問うことでもあると、武藤類子団長は言われました。
 私達は、九州にある玄海原発、川内原発を再稼働させず、このまま廃炉とするために行動しなければならない。それが、九州人の責任と肝に銘じています。

 子ども達の未来のために、原発をすべてなくすために、私達はともにたたかいつづけます。
 それが、福島のみなさんの想いにこたえること。類子さんからの呼びかけにこたえること。
 つながった手を離しません!


2013年4月27日
福島原発告訴団・九州